東農大陸上部の前田和摩選手。
ルーキーですが、とても力強い走りでチームを勢いづける選手です。
そんな前田和摩選手ですが、東農大へ入学したのはなぜでしょうか?
また、前田選手が本格的に陸上始めたのは、高校からのようです。
中学時代はサッカー部だったのです。
前田和摩がサッカーから陸上に転向した理由とは?
高校時代の陸上成績についてお届けします。
前田和摩はサッカー部だった?
“東京農業大の前田和摩(1年)は、同学年の学生からは「えぐすぎる」と言われるほどで、すでに違う次元に到達している感じだ。”
— 兵庫陸上 28 Athletics Report(ひょうあす) (@kusamo_saitaro) November 15, 2023
全日本大学駅伝で大活躍したルーキーたち 前田和摩ら箱根駅伝でスーパーエースと呼ばれるようになるのは誰だ?(webスポルティーバ)
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前田和摩選手の出身は兵庫県。
出身中学校は、地元の西宮市立深津中学校。
中学では、サッカー部に所属していました。
あまり強いチームでは、なかったので、走る練習が多かったそうです。
また、ポジションはディフェンダー。
自慢の体力を生かし、サイドバックで上下動を繰り返していたわけではなく、相手FWを封じる役割を担うセンターバックでした。
中学時代にサッカー部で、箱根駅伝を走っている選手は、青学の佐藤一生選手がいます。
前田和摩選手は、中学の時に陸上部の顧問の誘いで駅伝に触れます。
そして、走る喜びに目覚めます
「タスキをつなぐことが楽しい。つらいと思うこともあったが、次の走者に少しでも早くタスキをつなぐのが気持ちいい」
と話しています。
駅伝は、冬に中学校1年生から出走していた。
そこで偶然、報徳学園の目に留まります。
前田和摩の小学校時代は?
前田和摩選手は、小学校低学年の時は、スポーツは苦手だったようです。
小学校4年生のときに、サッカーと水泳を始めると、自然と体力がつき、校内のマラソン大会で10位に。
長距離走の適正に目覚めて、6年生の頃には校内1位になっていました。
サッカーと水泳を練習することで、持ち前の持久力が鍛えられたのかも知れませんね。
中学校に入学する時には、陸上部に入ろうか悩みますしたが、サッカー部に入部しています。
報徳学園での成績は?
高校は、スポーツの強豪校の報徳学園へ進学します。
高校に入学してから本格的に陸上の練習を始めます。
そこでは、挫折が待っていました。
高校1年生の時に、練習を頑張りすぎて怪我をしてしまいます。
その後は、リハビリなど回復に努める時期もありました。
それまで、無名だった前田選手ですが、高2の秋に大ブレイクすることに。
高2の県高校駅伝、近畿高校駅伝の1区(10km)で28分台をマーク。
3年時にはインターハイ5000mで日本人トップ。
2023年1月の全国高校駅伝では5区で区間2位と好走した。
・22年全国高校総体男子5000メートルで日本人トップの4位。
・23年1月の全国都道府県対抗駅伝は5区2位。
・1万メートルの自己記録はU20歴代2位の28分3秒51。
高校ではトップクラスの成績を残していますね。
東農大へ進学したのはなぜ?
高校卒業後は東農大へ進学します。
高校の実績から、強豪の大学から誘いも多かったといいます。
それでも、本人が選んだのは、9年連続で箱根駅伝の予選会で敗退していた東農大でした。
なぜ、東農大を選んだのでしょう。
「僕の将来のことをしっかり考えてくれていました。箱根は憧れの舞台の一つですが、最終的な目標はオリンピックのマラソン日本代表として世界と戦い、入賞すること。そのためにも、大学ではケガしないように自分のペースで練習をじっくり積ませてもらえる環境を大切にしたかったんです」
前田和摩選手は、将来オリンピックを目指すために東農大を選んだのです。
箱根駅伝予選会で快走!
2023年10月14日におこなわれた、第100回箱根駅伝予選会では、快走を見せます。
ハーフマラソン(21・0975キロ)は初めての距離でしたが、U20(20歳以下)歴代2位となる1時間1分42秒をマークし、日本人トップの9位でゴール。
チームを11位通過に導き、10年ぶりの箱根出場に貢献。
「通過できてうれしい限り」と自身の力走を手放しにして喜びました。
前田和摩のプロフィール
前田和摩(まえだ かずま)
生年月日:2005年1月16日
出身地:兵庫県西宮市
身長:177cm
体重:55キロ
まとめ
前田和摩がサッカーから陸上に転向した理由とは?
高校時代の陸上成績についてお届けしました。
オリンピックを目指して成長する姿がいいですね。
箱根駅伝でも、快走を期待してしまいますが、怪我には気をつけて欲しいですね。